空気を求めて迷宮探索!パズルプラットフォーマー『Airhead』レビュー

2月12日リリース予定の2.5Dプラットフォーマー「Airhead」をプレイさせていただきました!

THQ Nordic Japan株式会社様より本作のSteamキーを御提供いただいております。

ジャンルアクション、アドベンチャー、パズル
対応プラットフォームSteam、PlayStation5、Xbox Series X|S
日本語対応字幕あり
価格2,390円(Steam)
開発Octato、Massive Miniteam
パブリッシャーHandyGames

以下、公式サイトより引用

壮大な美しい世界を旅しましょう。空気で膨らむ不思議な頭「エアヘッド」を導き、彼を助けるために、世界を探検し、パズルを解き進めます。

「エアヘッド」の世界では、プレイヤーは小さな身体と、頭として機能する空気で膨らんだ生命体を操ります。この頭部は徐々に空気を失っていきますが、プレイヤーはそれを救う機会を持ちます。

頭部を救う使命を果たすには、酸素ボンベを用いて頭部を常に膨らませつつ、謎やパズルで満ちた世界を探検し、新たな領域への道を開き、特別な能力やアップグレードを探し出すことが必須です。

この旅を通じて、プレイヤーは頭部と酸素ボンベ、そして世界中に散らばる技術との深い結びつきを理解することが求められます。それらを見極めることが、どんな犠牲を払ってでも頭部を救う鍵となります。
  • 鮮やかな色彩と深みのある影を使った美しいアートスタイル。
  • 没入感あふれる2.5Dプラットフォームの体験。
  • 隠された道や秘密が満ちた、探索心をくすぐる広大な世界。
  • 空気で膨らむ取り外し可能な頭を活用した、新たなパズルに挑戦する。
  • 探索を通じて明らかになる、新しいエリアや謎を解く鍵となる強力な能力。
  • 友情、発見、そして責任感に溢れた、心温まる物語。
  • 冒険の途中で出会う、様々な生き物や機械たちが紡ぐ物語。
発売日告知トレーラー
プレイ時間約15時間
エンディング到達&その後の解放要素を全て体験しました!

本作は少しだけ奥行きのある2.5Dの迷宮を冒険するメトロイドヴァニア スタイルの作品。基本となるジャンプアクションと探索で手に入る新たな能力を駆使して目的地を目指します。戦闘要素は無く敵は登場しませんが代わりに行く手を阻むのが周囲の環境に則した数々のパズル。探索とパズルへの挑戦が主軸となる、そんな本作の最も特徴的なものが操作キャラのパートナーとなる「エアヘッド」の存在でしょう。

操作キャラはどういうわけか頭部が無い胴体だけの不思議な生命体。そのパートナーとなるのが操作キャラとは対照的な頭部だけの存在、エアヘッドです。エアヘッドはその名の通り中身が空気で満たされており、その空気を絶やさないようにし続けることが胴体に課せられた使命となります。エアヘッドの仕様は以下の通り。

  • 動かしたり置いたりすると空気が漏れ続ける。尽きるとチェックポイントに戻される
  • 点在するボンベから空気を充填。ボンベがチェックポイントとなる
  • 探索を重ねることで2段ジャンプといった特殊能力が付与される。またエアヘッドの空気容量や特殊能力の使用回数といった基本性能もアップグレードできる
  • 充填する空気のタイプで重量が変化する
施設を見つけて能力を追加!

このエアヘッドという制限でもあり助力でもある相棒との冒険がなかなか新鮮でした。何をするにしても空気が漏れ続けるので最初は「これ辛くないか…?」と焦りと不安の中進めてましたが、仕組みへの理解や強化を経ていくことで徐々にそれが緩和。厄介なお荷物からちょっと手がかかる相棒へとその印象は変わっていきました。頭は胴体に運んでもらう必要があり、胴体もまた頭の能力を使わねば難題を解決できない。そのように次第に形成される頭と胴体の共依存の関係こそ、セリフ無き本作の物語と捉えることができます。

光と影が際立つアートスタイルも魅力の一つ

プレイを通して面白かったのはやはりメインディッシュである数々のパズル。突飛なものやメカニカルな仕掛けはほぼ無く、あくまでもアクションによる周囲の環境へのアクセスに終始一貫してます。その規模は区画ごとでまとまっており、遠く離れたところと連動するような大規模で複雑なものは登場しないため一つずつ片づけられます。

本作はメトロイドヴァニア。もし明らかに進めない箇所があったなら、それは後で再訪することになるという合図です

パズル突破に不可欠なものとしてエアヘッド以外にも忘れてはならないのが、迷宮内に生息する多種多様なカワイイ生物たち。彼らは邪魔してくることはあれど敵対はしませんので、その習性をうまく利用できれば大きな助けとなります。彼らと共に歩むパズルも見どころです。

暗闇で群生するコピラーは光が苦手

エアヘッドの能力を活かすだけでなく、逆に置き去りにしてみるといった発想の転換が求められるようなシーンが多々あることからパズル難易度は程々に高めといった印象。エアヘッドのあらゆる特徴をいつでも引き出しから出せるようにしておく必要があり、それだけよく練られたパズルだとも言えます。と言ってもポイントごとに解き方のアドバイスを表示できる機能があるため解決法がどうしても分からず詰むということはありませんでした。

メニューから様々な情報を網羅したライブラリにアクセスできる。ここからもヒントを得られるかも?

空気を補充し続けなければならないという制限下で行われる挑戦的なパズルアクションが本作の醍醐味でしょう。「急がないと空気が…あっボンベ見っけ!助かった!」そんな感じで小刻みにやってくる不安と安堵の緩急がいい刺激となってます。プレイヤーの精神状態もエアヘッドのように風船と化すのも面白いところ(笑)エンディング後も隠された謎が用意されてるのでぜひトライしみて下さい!