メトロイドヴァニア『Faeland』早期アクセス版をプレイしてみた
12月6日にSteamでリリースされた「Faeland」早期アクセス版をプレイしました。本作の概要は以下の通り。
- メトロイドヴァニア
- 今のところ日本語無し
- 手掛けるのはマイアミのインディースタジオ Talegames
- 2018年にKickstarterで開発資金の調達に成功
16bit風なグラフィックとBGMを携えたファンタジーなメトロイドヴァニアです。開発に時間をかけてるおかげかレベルデザインがよく練られてて探索しがいがあります。ノンリニアに行ったり来たりを繰り返しシークレットを探すのはやはりこのジャンルの面白いところであり、場合によっては億劫なところでもあるなと再認識しました(笑)。といっても現バージョンだとせいぜい4時間程度のボリュームしかないのでその味わいはわずかしか感じられませんが。
基本アクションは得物を振り回すシンプルな近接攻撃とジャンプ。弓矢による遠距離攻撃もありますが現バージョンで使用できる機会は冒頭のみで、ゲームを進めると回避や盾ガードなどの新アクションが追加されます。今後のアップデートで他にどんなものが実装されるのか楽しみです。
戦闘は結構タイトめで、攻撃のヒットや回避の成功には正確さが求められます。ボス戦でガバガバな操作してるとライフがもりもり減ってしまいますね。ボス戦と言えば、仕様なのか修正案件なのかわかりませんがヒットボックスが不可解なところが一部あって少しイラつくところもありました。「今の絶対当てたのに何で効いてないの!?」みたいな。
道中のトラップがこれまたいやらしく配置されてて、探索も戦闘も緊張感高めですが回復アイテムがたくさん手に入るので高難易度というわけではありません。謎解きも現時点で大したもんは出てこないですね。
個人的に気になるのは戦闘面のカスタマイズ要素。武器によって攻撃力や速度が異なりますが、それがどこまで幅のあるファイトスタイルをもたらしてくれるのか現時点ではわかりません。様々な武器が登場するとストアページで説明されてますが、今は装備品が少なすぎてそれを確認できません。
本作はクラシックなゲーム体験にインスパイアされてるとのことですが、たしかに堅実なアクションやギリジャンで届く足場といった一連の体験からはそんな感じが伝わってきました。温もりのあるドット絵とBGMがこれまた雰囲気良いです。2,000円のボリュームにはまだ及ばないかもしれませんがメトロイドヴァニアとしてすでに安定した面白さに達してると思います。
今後は残る4章をアップデートで1章ずつ追加していきストーリーを完成させる予定だそう。早期アクセス期間は1年の予定。日本語化の予定があるかは知りませんが密かに期待しちゃお!
【2023年12月14日追記】
開発元TALEGAMES様からXの方にご返信いただき日本語化について計画があるとのコメントをいただきました。御無理のない範囲内で検討していただければと思います。
★「Faeland」Steamストアページへのリンク★
https://store.steampowered.com/app/1280080/Faeland/