Unpacking クリア感想
お引越し荷ほどきゲー「Unpacking(アンパッキング)」をクリア📦
引っ越し先で荷ほどきした生活用品を各部屋の各スペースに配置していくシンプルなポイント&クリックゲームです。
新居での配置を完了させたら数年後にまた新たな引っ越し先で荷ほどきして…という流れですが、この一連のステージ進行がずっと同じ人物の幼少期からの引っ越し模様を描いてるんですよ。そこに荷ほどきした私物から得られる趣味嗜好、人間関係、引っ越しの動機といった情報が加わり、徐々にその人物の解像度が上がっていくのが、なんつーかたまらなくエモい。
あー、この子これ昔から手放せないんだろうなーとか、こういう仕事に就いたんだろうなーとか、そういった推理がダンボール箱からモノを取り出す度に頭に浮かびます。その推理がゲームプレイと直接結びつく作りになってるわけではないのでプレイヤーを選ぶ作品かもしれませんが、姿かたちも分からぬ住人に思いを馳せながら行う荷ほどきは新鮮でした。
「ご想像におまかせします」で全力でぶん殴られる、そんな作品だと思います。私にとってはとても素敵な体験でした。