『Dark Envoy』Act1を終えての感想
10月25日にリリースされた新作RPG「Dark Envoy」のAct1を終えたタイミングでの感想。
(全部でActいくつまであるかは不明)
開発/パブリッシャはEvent Horizon。前作「Tower of Time」が面白かったので今作にも期待してたんですが、嬉しいことに期待通り楽しめちゃってます。
ゴリゴリの武闘派(?)と言ってもいい作風は踏襲されてます。日々戦闘とチェスト漁り。イベント以外でNPCとの会話は無いし、戦闘後に自動回復するし、アイテムを使用することすら無いんだぜ!とにかく敵の肉を抉ることだけ考えてりゃいいのよ!(そんなことない)
世界観がファンタジー+サイエンスな感じで、魔法もライフルも、ロボもモンスターも登場する、一貫性があるんだか無いんだか分からん妙ちくりんな世界ですが、おかげで戦闘がド派手。反対にBGMは地味。
戦闘は任意でスローモーション/一時停止が可能なリアルタイム制。戦場のあちこちに活用できる環境オブジェクトが多数配置されてます。それらをどれだけ有効的に使えるかが戦闘をうまく運ぶための鍵となります。
火気厳禁のドラム缶、ハッキング可能なタレット、ステルスできる草むら、カバーできる岩、近づくとやばい花粉を撒き散らす花 etc。このような環境オブジェクトを念頭にプランニングすれば生存率が一気に高まります。
本作の戦闘を一字で表すと”動”ですね。各クラスに回避スキルが用意されてるように、とにかく近・遠ともに縦横無尽な立ち回りが要求されます。というのも全方向からめっちゃ敵出てくるわAoEの嵐だわで常に移動することを迫られるからです。その中でも無秩序にバタバタ走り回るのではなく、カバー地点や防護壁を召喚するスキル等を使っていかに有利な状況を作り出すかを意識すると殲滅スピードや継戦能力が格段に上がります。操作が忙しそうな印象を受けたかもしれませんが、逐一マニュアルで操作するのではなく、オートを基本に3種から選べる行動スタンスを切り替えながら、要所要所で指示出しするといった流れなのでそこまで忙しいわけではありません。
クラスは4種あり、各クラスに4つ用意されてるサブクラスを選択して更なる方向付けを行えます(できるのはレベル7から)。ユニークなのはクラスによる装備の制限が無いことですね。なのでビルドは結構な幅があると思います。取得したスキルと振ったステータス値はいつでも無料リセットできるので、臨機応変に行けや、ということですね。
それ以外の要素だとクラフト、リサーチ、エンチャントがあります。クラフトは作りたい装備を選ぶだけのシンプルなものですが、リソースを多めに拾えるので気軽に行えます。作りたい装備を選択したらレアリティを決め、完成品の付加効果が気に入らなかったらガチャもできます。
リサーチはストラテジーゲームによくある研究システムのことです。ツリー式になってて多彩なアップグレードをアンロックできるアレです。本作ではリソースさえ消費すれば即時アンロック。こちらはリセット不可なのでどれを優先すべきか悩みがち。
エンチャントは装備品の空いてるスロットに付加効果をブッこむ、よくあるやつです。
戦闘に特化してると言っても過言ではないRPGですが、つまるところ冒頭に書いた通り会話シーンや探索に時間を費やしません。膨大なテキストに出くわさないんで鼻ほじりながら進められて大変気軽です。そういう気分のRPGファンや狂戦士にオススメですね。その反面、ダンジョンに潜って戦闘をこなすという一連のルーチンが少々作業ぽくもあるので、そこは注意されたし。あと進行に問題ありませんがバグが散見されるでの改善希望。
補足ですが別にイベントシーンやストーリーがつまらないというわけではありません。展開が分岐する二択は何度も登場しますし、ストーリー主導型のRPGであることに変わりありません。Act1を終えた現在、今後のストーリーがどうなるのか実際楽しみです。
Act2をクリアしたらまた所感を書こうと思います。