【感想】地球防衛ストラテジー『Xenonauts 2』早期アクセス版をプレイしてみた

7月18日に早期アクセス開始予定の『Xenonauts 2』を一足先にプレイさせていただきました。ひとまず現ビルドでプレイ可能な範囲のラストまで到達しましたのでその感想をば。主に戦闘について触れてます。

本作をプレイするにあたりHooded Horse 様よりSteamキーを御提供いただいております。

👽どんなゲーム?

ジャンルストラテジー/シミュレーション
対応プラットフォームPC
日本語実装インターフェイス/字幕
価格4,980円(Steam)
開発Goldhawk Interactive
パブリッシャーHooded Horse

『Xenonauts 2』とは、プレイヤーが地球外から訪れた侵略者排除の任務を受けた多国籍軍の指揮官となるストラテジーゲーム。次第にその存在感を強めるエイリアンたちを陰から探り出し、対処しなければならない。世界中の基地を繋ぐ機密ネットワークの拡張・管理の必要もある。エイリアンたちとの技術的格差を埋めるため、研究開発を進めよ。エイリアンの脅威に素早く対応できるよう、地上部隊を訓練し、武装させ、指揮を執るのだ。

『Xenonauts 2』は独立したストーリーで構成されているため、シリーズのファンだけでなく、前作『Xenonauts』をプレイしていない初めての方にも、ストーリーを追って楽しんでいただけるようになっています。過酷な戦い、奥深い階層的戦略、緻密に仕上げられたシミュレーション─地球と人類の存亡をかけたダークで、死と隣り合わせのストーリーがあなたを待っています。

Steamストアページより引用
発売日告知トレーラー

👽彼を知り己を知れば百戦殆うからず

プレイ時間35時間

先が読めないエイリアンの侵略行為、混乱の一途をたどる世界情勢、散りゆくチームメイト、足りぬリソース。戦闘も運営も常にギリギリな地球防衛ストラテジーゲームが帰ってきました。

まずは前作との比較を交えつつ内容をさらっと紹介。Xenonauts 2は前作 Xenonautsの続編にあたりますが、その実態はXenonautsのリファイン版とでも呼ぶべき作品です。リアルタイムの運営パートとターンベースの地上戦パートをミックスした構成はそのままに、各要素のQOLアップとバリエーションの充実化が図られました。また、ストーリーにおける前作との直接的な繋がりはなく、エイリアンの脅威から世界の平和を守るというシナリオを再構築したものになっています。

ジオスケープと呼ばれる運営画面から様々な情報にアクセスできます。このスクリーンショットでは中央アフリカと東南アジアに基地を設けてます

QOLの向上という点では、難易度調整とチュートリアルの実装はその最たる例だと言えます。本作ではキャンペーン開始時に4段階からなる難易度を選択することになりますが、プレイヤーの手で独自に難易度の内容をセッティングすることも可能です。初期資金の額、敵ユニットの数、ダメージ表示の有無など、プレイヤーの好みにセッティングしてゲームをスタートできるのは高難易度一辺倒に云われ続けてきた前作との大きな違いと言えます。もちろんデフォルト難易度の噛み応えは相変わらず抜群ですが、本作を手に取ったどんなプレイヤーにもなるべくフィットするよう設計されてるのは強調しておきたい点です。

今回のプレイでは下から2つ目のデフォルト難易度「兵士」を選択。胆力が試されるアイアンマンモードもあるよ

プレイスルーにほぼ変更はなく、平生は秘密基地を拠点に研究、開発、施設の増設、隊員の管理といった組織運営を行い、各地で事件が発生したりレーダーがUFOを捉えた場合はそのポイントへ出撃し、地上戦/空戦パートに移行します。その後回収したリソースを基にテクノロジーの強化を図り、作戦を次の段階へ進めていきます。

地上戦のみならず戦闘機対UFOの空戦も楽しめます。特筆すべき変化は無し

前作のリファインがよくわかるのは多くの時間を過ごすであろう地上戦パート。グラフィックを2Dから3Dに変更したことでカメラアングルの調整が可能となり視認性が向上。さらに敵・味方ともにアニメーションが豊かで滑らかになりました。UIの配置やデザインにも多少変化が見られ、各アクションに費やすタイムユニット量が一目で判別できるように。前作よりも直感的に操作できるよう工夫されてるのが見て取れます。またミッションのバリエーションが増え、その内容は敵の殲滅だけに留まりません。

タイムユニットと呼ばれる行動ポイントを消費してアクションを実行します

さて、上記で少し触れましたがXenonauts 2の難易度が高めだということはなんとなく察していただけたかと思います。それは主に戦闘シーンに言えることなのですが、1発の被弾で致命傷となる敵の攻撃力の高さと(こちらの防御力の低さとも言える)、ユニットの視界外は状況を把握できないというリアルに寄せた調整がされているためです。ハイテク侵略者に対しこちらは冷戦時代の装備となるため被弾が致命的になるのは必至。視界外の様子が掴めないということは敵がどこに潜み、全部で何体いるのかすらわからないということです。だから本作の戦闘は難しくて、そして怖いんです😨

広域の屋内戦場も登場

リアルに寄せられてるのであれば、プレイヤー側も相応の行動が求められます。慎重なクリアリング、カバーの徹底、射線の確保、隊員の個性に合わせた適材適所…このような戦術的アプローチは死闘を乗り越えるための基本事項と言えます。さらにタマの撃ち合いだけでなく、スモークやフラッシュバンなどのガジェット活用、戦術的な壁破壊、タイムユニットのリザーブといった戦術を彩る材料が用意されてます。それらを駆使してようやくエイリアンと対等に渡り合えるのです。

しかしながら対等に渡り合うだけでは敵の本丸に辿り着けません。恐ろしいことに敵の質と数は時間と共に増していきますので。それを打開するには鹵獲した敵のテクノロジーを研究し、それを利用する形で人類側の新たな装備を開発する必要があります。材質やエネルギー源が一変する革命レベルの強化は、苦境の中における一筋の光明たり得ます。

テクノロジーの発展は機体や装備のアップグレードだけに留まりません。研究を進めることで敵の弱点がわかり、さらに今まで無かった新たなタイプの装備を生み出せるようにもなります。中にはジェットパックの開発や戦闘に投入できる人数の増強など、戦術の拡張に繋がる要素も存在。おかげで研究と開発の進展と共に戦闘が加速度的に面白くなっていくのを感じられました。そこが本作のハイライトだと思います。敵のテクノロジーを研究することで組織のアドバンテージを高め、勝利を確かなものへとしていく…まさに”彼を知り己を知れば百戦殆うからず”ですね。

ロケーションのバリエーションも多いし前作よりも戦闘が楽しいです

最後になりますが今回プレイしたのは早期アクセス版でありキャンペーンの途中までしか実装されてません。今後完成に向けて更なる改良やコンテンツの追加が計画されてるため現時点で総評できませんが、ひとまずの感想としては戦闘が楽しい!ということに尽きます。一発一発が重いシビアな戦闘だからこそプレイヤーの選択は良くも悪くもわかりやすい形で反映されます。そこが私は好きです。

一方で、前作同様の感想となりますが空戦が相変わらず面白くない。もう少し演出面だったりインタラクティブ性を高める改良がされてたらよかったのに。Xenonautsのコンセプトがクラシックの方のX-comの再現なのでそれに準じてるのだろうと思われますが。

ちなみにSteamコミュニティでの開発者様コメントによると現ビルドはフルキャンペーンの60~70%程度とのこと(2023年7月現在)。現ビルドのラスト(ゲーム内日数にして180日)まで進めるとこれ以上ストーリーが進まない旨のメッセージが表示されますが、その後もプレイの継続は可能になってます。