ハードSF小説『三体』1巻読み終えて

ネタバレ無し!

最近『三体』に手を伸ばし1巻を読み終えた。中国発のSF小説であり、この作品で著者 劉慈欣はアジア人として初めてヒューゴー賞を受賞した。

やはり実績に違わぬ面白さで予想以上にのめり込んだ。SFという性質上、宇宙物理学を始めとする様々な理論が飛び交うがそれらを飲み込みやすい喩えやビジョンでフォローしてくれるので非常に読みやすく(それでも私の頭ではフワッとした感じでしか理解できないが)、右往左往する時系列に合わせてピースが次々はまっていく様はとてもドラマチックだった。

私のお気に入りポイントは2つあり、1つは物語が加速していく後半部分で、興奮、絶望、期待が入り混じった序章に相応しい結末となっており読んでて最高に気持ちがよかった。

もう1つは主人公と読み手のリンク。物語の中で主人公は訳も分からず事件に引きずり込まれることになる。読み手の代弁者として投影することにこれ以上の下地があるだろうか。投影して心情がリンクする事は物語との距離をぐっと縮める。楽しめないわけがない。

本当はショッキングでエキサイティングな物語の中身にも触れたいところだが、今回は作品への思い程度に留めておこう。ネタバレ込込の感想についてはそのうち機会があればということで。

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