こんな時代だからこそ読むべき本

とある絵本の話。

タイトル「二番目の悪者
作/林 木林 絵/庄野 ナホコ

絵本ですがやや大人向け。でもこれからを担う子どもたちにこそ手にとってほしい。
簡単な漢字はルビ無しのため小学校低学年以下のお子さんには読み聞かせてあげましょう。

非常に素晴らしい絵本です。ある一定以上の水準に達した文明全てに当てはまること。いや、もっと根源的な、人類の根っこの部分にまで及ぶような、そんな物語。個人的にタルムードと同じくらい語り継がれてほしい内容。

その情報の真偽は自分で調べたものなのか?
その意見は本当に自らの思考の結果導いた意見なのか?

口を開く前に、権利を行使する前に、一歩踏みとどまって、一度考えることの大切さ。

考えないことも、行動しないことも、罪。

この絵本を読み終わったらもう一度タイトルの意味を考えてみましょう。

テレビ、SNS、学校、職場…情報の波にさらわれてしまわぬよう、まずは自分で調べて。それから考える。

私達が暮らすのは三次元。物事は常に立体。平面でしか捉えることができないのなら、それは低次元というものです。正面があれば、裏側があることを忘れずに。