パズルプラットフォーマー『ElecHead』クリア感想
『ElecHead』をクリアしたので感想をば。
ジャンル | パズル、プラットフォーマー |
対応プラットフォーム | PC |
価格 | 980円(Steam参考) |
開発 | NamaTakahashi, Tsuyomi |
クリア感想
プレイ時間 | 5.4時間 |
操作キャラ自身が電力源として機能しており、接触した床や壁に電力が供給されギミックが稼働する。そんな誰でも解るシンプルな仕組みをパズルとして煮詰めたのがElecHeadです。
非常にユニークで面白い作品でした。この面白さを伝えようと細部まで紹介するレビューを途中まで書いたんだけど、ステージに隠された驚きやヒントに触れてしまうとネタバレになっちゃうので書いたもの一度消しました(笑)それらを初見で目の当たりにするのが醍醐味でしょうから。
なので簡単に本作が持つ要素の紹介とその感想を。
⚡アクションは”ジャンプ”と、途中で習得する”頭ぶん投げ”だけ。このシンプルさ故にパズルへの取っ掛かりがスムーズだし、ゲーム的な戦術の元で挑戦できるのでアクションゲームとしての充実感もあった。ただし一部シーンではややシビアなアクションを要求される。
⚡電気工学に触れるような複雑な要素は登場せず、あくまでも”電気を通す”というシンプルな仕組みに終始するのでパズル難易度的には老若男女にオススメできる。簡単ではないけど。
⚡パズルのメカニックは失敗して把握するデザインだが、チェックポイントの配置がきめ細かいのでトライ&エラーのテンポが良くストレスを感じにくい。
⚡敵キャラクターの登場は無し。
⚡真エンドあり。
⚡テキスト表示の排除。この手のアプローチは個人的に好き。ElecHeadの場合ゲーム内ヒントを始め、オプション画面から実績まで徹底してる。
⚡効果的なBGMの使い方。音を消したり大きくするといった単純な使い方だけどアドベンチャー的演出に一役買ってる。

総じて小粒ながらよくできてると思える良作です。変に凝ったことせずにシンプルなルールと環境をとことん煮詰めてるのが好印象。洗練さすら感じるまとまり具合でしたが長年開発されてたと知り納得。工夫と調整に時間を掛けたんだろうなってのがプレイしてて伝わってきました。パズル好き、インディー好き、う◯こ好きにオススメ!