特選ゲームサウンドトラック＠Bandcamp
ゲームに欠かせない要素のひとつとして「音楽」があります。プレイ中に聞こえてくる音楽はシーンを盛り上げ、没入感を高め、ときには自身で演奏することさえあります。ゲーム音楽とはひとつのゲーム作品の中に内包されている要素であると同時にそれは確かに誰かの手によるひとつの音楽作品でもあります。
音楽とは文化です。文化とは、姿を変え移ろいながらも本質は不変のまま語り継がれてきた存在です。人は、人生を豊かなものにするべく文化を語り継いできたのです。ゲーム音楽もまた語り継がれるべき存在ではないでしょうか。
この記事ではゲーム音楽との親和性が高い音楽配信サービスBandcamp（他にもあるけど今回はこれ）で私が独断で選んだ珠玉のゲーム音楽たちをお届けします。よろしければ貴方の人生の1ページに加えていただけますと幸いです。
サントラ元ゲームのGOGストアページリンクも掲載しておきます。
For The King (Original Game Soundtrack)
ローグライクRPG「For The King」のサウンドトラック/全30曲/コンポーザー: John Robert Matz
民族楽器が奏でるルネッサンス風味が中世的なゲームの世界観に見事にフィットしてる。コンポーザーのJohn Robert Matz氏曰くファンタジー叙事詩のスコアとして個人的集大成だそうです。
BATTLETECH (Original Soundtrack)
ターンベースストラテジー「BATTLETECH」のサウンドトラック/全60曲/コンポーザー: Jon Everist
まるで映画予告トレーラーに使われていてもおかしくないくらいの壮大さと、舞台設定にフィットするSF感を感じさせるオーケストラとデジタルミュージックをミックスさせた迫力のトラックが印象的。60曲フルで3時間以上の大ボリューム。このゲームは重厚感あるサウンドエフェクトも必聴です。
Cuphead – Original Soundtrack
カートゥーン横スクACT「Cuphead」のサウンドトラック/全56曲/コンポーザー: Kristofer Maddigan
全体的にジャズ、とりわけビッグバンド多めで仕上げられており、まさにレトロフューチャーなCupheadの半分はこのサウンドトラックでできているんじゃないのかっていうくらいCupheadを語るうえでは切り離せないほどの存在感を放っている。
UNDERTALE Soundtrack
レトロ調大人気インディーズRPG「UNDERTAIL」のサウンドトラック/全77曲(隠しトラック有り)/コンポーザー: Toby”Radiation” Fox
UNERTAILのサウンドトラックは開発者Toby Fox氏自身が手掛けている。レトロ調に相応しいビットサウンドが特徴的で、活発なトラックから印象的で悲しげなトラックまで粒ぞろい。
VA-11 HALL-A – Second Round
サイバーパンクバーテンダーADV「VA-11 HALL-A: Cyberpunk Bartender Action」のサウンドトラック/全44曲/コンポーザー: Garoad
サイバーフューチャー仕立てだがエグめな感じはなく舞台となるバーに相応しい落ち着いたムードのシンセサウンドが心地いい。作業用BGMとしても優秀。全10曲の「VA11 HALLA-A EX – Bonus Tracks Collection」もあります。
Double Kick Heroes, Vol.1 (Original Game Soundtrack)
ヘビメタリズムゲー「Double Kick Heroes」のサウンドトラック/全28曲/コンポーザー: elmobo
モダンな感じよりも分かりやすい王道感が漂うヘヴィメタル。車で爆走するゲーム性もあり疾走感ある曲ばかり。
Stardew Valley OST
牧場経営SLG「Stardew Valley」のサウンドトラック/全74曲/コンポーザー: ConcernedApe (Eric Barone)
開発者Eric Barone氏自身で手掛けた牧歌的な16ビットサウンド。季節感とどこか町の喧騒を感じられる点が素晴らしいですね。このサントラも作業用に適しているかもしれません。
Grim Dawn: Soundtrack Boxset Vol.1
良質ハクスラRPG「Grim Dawn」のサウンドトラック/全36曲/コンポーザー: SkewSound(Steve Pardo,Chris Wilson,Dan Crislip )
荒廃的で全体的に暗黒面の主張が激しく、たまにくる管楽器の殺伐感がたまらない。ストリングスやギターのアクセントが効いている戦闘の音楽がかっこいい。
Transistor: Original Soundtrack
SFアクションRPG「Transistor」のサウンドトラック/全24曲/コンポーザー: Supergiant Games(Darren Korb )
ボーカリスト Ashley Barrett 女史が歌うボーカル曲含め全部かっこいい。舞台背景のSFディストピアにフィットする歪んだサウンドが主体のサウンドトラックが「Transistor」の評価を高めているのは間違いない。
PPPPPP – The VVVVVV soundtrack
2D死にゲーACT「VVVVVV」のサウンドトラック/全13曲/コンポーザー: SoulEye
言わずと知れた死にゲー「VVVVVV」のプレイテンポの良さに拍車をかけるメロディアスなチップチューンでテンションが思わず上がる。
独断で選んだ10選いかがでしたでしょうか？もちろん今回ご紹介したもの以外にもまだまだ多くの紹介したい作品がございますのでいつか第2弾もやりたいと考えております！
