『Expeditions: Rome 』クリア感想

先日『Expeditions: Rome 』をクリアしたので感想をば。

クリア前の時点での詳細レビューは以下の記事をご参照下さい。この場ではクリアしてみての感想をざっくり書いていきます。

ターンベースのRPGって久しぶりにプレイしたんですが面白いっすね~。正直なところ戦闘だけずっとやっていたい(笑)それくらい戦闘が楽しかった。なので戦闘の話を中心に。

難易度的にはイージー、ノーマルあたりでも難しいだろうなってシーンもあったけど、戦闘フィールドに込められた「意図」を汲み取り、そこにどういった自分なりの「解」をぶつけるか。そこらへんの洞察具合で難易度は大きく変わってきますね。類似作品を好む方はノーマルだと少し簡単かな?といった印象。

といっても、インセイン/アイアンマンモードという高難易度にチャレンジするとなるとニューゲーム前からクラス、スキル構成含め全て練らないといけないレベルだとは思う😓(戦闘以外のことも心配しなきゃだけど…)

ですがそういう高難易度にもトライしてみたくなる不思議な魅力を放ってるんですよこのゲーム。すんなり戦闘が終わってしまうと呆けてしまうというか、戦闘が面白いんでもっと一戦一戦に時間を掛けたいと思ってしまう。物語を進めるための戦闘というよりは(メカニズムはもちろんそうなんだけど)、戦闘以外の殆どの要素が結局の所戦闘に集約されるっていうのが効いてますね。戦闘狂のような思考にかき立てられるのかも?

攻城戦前の作戦会議が好き。現場のプロの意見が飛び交う

それと、試してはいないが個人的には軽装兵クラスの運用にとてつもない可能性を感じてる。敵の構成との相性はもちろんあるだろうけど、高機動力と手数の多さ、そして他クラスよりもトリッキーなスキルが目立つのでロマンを追い求める価値はあると思う。

物語ももちろん最高だった。ラスト付近はどうなるのか読めずドキドキした。正解なんか全く無いであろう辛い選択に迫られることもあった。ちなみに3章のガリア編ラストまでに選択してきたことは最終章となる4章で結果がドバーッと押し寄せてくる。全ての行いの結末がエピローグで語られてるのを見て、改めて洋RPGって、歴史っていいなぁって思いました(歴史大好き)。

今になって考えてみると主人公は政治、軍事には基本素人、ていうのがプレイヤーとリンクする材料としてよかった。なので専門的な話になるとみんな親切に教えてくれるんですよ。共和政ローマの独裁官制とか執政官の1年任期とか知らない人は勉強になります。

ちなみに本作をレビュー用にTHQ Nordic Japanさんよりいただいたときにクリアタイムの参考として50時間ほどと伝えられたが、私の場合80時間ほどかかってしまった(笑)大満足。あともう1周くらいはしたいがさて…。