GOG フェアプライスパッケージプログラムが3月末で停止

GOG.comの特徴のひとつでもあった「フェアプライスパッケージ」プログラムが現地時間3月31日で終了となる旨のアナウンスがされました。

「フェアプライスパッケージ」(以下FPP)とは、ゲーム購入時における各国間での価格差を解消するために、これまでGOGが実施していたプログラム。販売者側の都合により、ゲームの価格が国ごとに違うケースがあり、そういった際の購入者に不公平感を与えないための措置です。

具体的にはUSドルでの販売価格を基準とし、それよりも高額で購入した場合、差額分の金額がGOGウォレットを介して返金されるという仕組みでした。

そんなユーザーフレンドリーな施策を終了させるに至った理由についても触れています。それは、コスト面においてFPPを維持できなくなったため、ということ。

その原因はGOGストア収益の”販売者側の取り分”を増やしたため。そのためGOG側の収益が減り、FPPを維持するためのコストの捻出が難しくなった模様。

GOGは詳細については語ってはいませんが、タイミング的に最近Epic Gamesストアの台頭で話題になった”ストア販売における販売者側の取り分”問題にメスを入れたとみていいでしょう。Epicストアに倣ってGOGでも販売者側の取り分を従来より引き上げたようです。

そこで心配になるのが、GOGおよびCDPRの台所事情。GOGコミュニティ掲示板では財務状況を不安視する声に対し、心配する必要はないとコミュニティマネージャーさんが応答していますが、たしか私の記憶ではGOGは大手ゲームストアのわりに、え?こんなもんなの…?みたいな売り上げ本数(以前何かで見た)だったような気がするので一抹の不安がよぎります。だってずーっと続けてきたFPPを中止って大ごとですよ?

GOGの行く末は今度の決算報告で明らかになるかも…?

 

参考・情報元 https://www.gog.com/news/conclusion_of_the_bfair_price_packageb_program