『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』プレイログ#55
ネタバレ注意
前回からの続き。
スカーの後を追う。弾薬や武器が充実したロッカールームが道中にあるので入念に準備。始まる合図だな、スカーとの闘いが。
鉄格子の扉を開けるとTVモニターが至るところに並べられたホールに出る。すると突然スカー戦開始。やったるぜ!

スカーは銃弾を弾く電磁バリアを身に纏い、のそのそ歩きながらガウスライフルで攻撃してくる。こちらの攻撃は無効なので普通に戦っても勝ち目はない。ここではステージ内のギミックを利用することになる。一切説明無しで自分で見つけるしかなかったのが、このゲームの実にいやらしいところだ。
ステージ内にはボタンが3か所に配されている。押すと、ボタンを中心とする一定範囲内のTVが一定時間起動する。その範囲内にスカーがいる場合、スカーが一定時間無防備になる。その間であればダメージを与えられるという仕組みだ。
ただし、一度攻撃に成功するとその周囲のTVは壊れてボタンを押せなくなるため、攻撃を成功させていく度に押せるボタンの数は少なくなっていく。3つのボタンを使い切り3回ダメージを与えるとスカーを撃破できる。TVの影響かスカーの能力なのかはわからないが、戦闘が進むとステージ内に散乱する遺体がゾンビ化するので注意。

ここで少し考察を挟む。このTVによるピヨらせはエージェント洗脳を受けているスカーだから効いていると考えられる。通常のエージェントであれば、ダークがそうであったように二度目のTVには耐えられないが、スカーは光熱放射にも耐えられる特殊体質である。だから何度TVを喰らってもピヨる程度で済むのだろう。しかし何故スカーがこんなデメリットしかない部屋を決戦の場に選んだのかは不明w
スカーの遺体から、ユニークガウスガン「EM-1」と謎すぎるキーアイテム「変貌したトースト」、そしてPDAを発見。

EM-1はClearSkyにも登場したガウスガンだ。まさか長年ずっと使っていたのか?EM-1は装填数が99ととんでもないことになってるが、アイアンサイトになってるのと、発射間のチャージが通常のものより長いので好みが分かれるところだと思う。
ところで一見すると砂利?を周囲に浮かべているトーストにしか見えない「変貌したトースト」は一体何だろう?説明書きを読んでみる。
「その特殊な性質は、他者の苦難を自分のことのように感じる人間にしか認識できない。その他の人間にとっては、ただの食べられなくなった古いパンでしかない。」
最初アーティファクトかと思ったが装備できないし謎すぎる。何だろなコレ…?

次はスカーのPDAを確認。そこにはMDSTからの指示が記されていた。MDSTって過去の研究機関かと思ってたけど未だに活動してるの?
- 活動中のアルファアーティファクトを見つけるか、SIRCAAに持ち込んで管理する人員をスカウトする
- X-ネットワークの機能を回復するには、X11にアルファアーティファクトが必要だ
- オービタ・ステーションを利用して科学者を募る
- ゾーンにあるモジュールを使ってSTCマラカイト(X17)でヴィジオフラフを組み立てる
- ヴィジオグラフを起動する
- その後の指示を待て
この指示はたしかにスカーのこれまでの行動と一致している。MDSTの目的もまたシャイニングゾーンってことか?アガサもMDSTも、統制を目論んでいそうなところはシャイニングゾーンへの誘導を図っていた節があるな。前も書いたけど、やはり支配ツールとしての色合いが濃そうだなシャイニングは。スカーは夢物語を与えられて、それに向かって邁進してたってところか。
スカーを倒したら神経研究ラボを道なりに進んでいく。道中とある資料を発見。Cコンシャスネスによるエージェント洗脳を受けた被検体のプロフィールだ。
- 【ダーク】元ハイキング指導員・山岳救助隊員。プログラミング結果:完全な成功。プログラミング目標:ストレロクの殺害
- 【ストレロク】略歴不明。プログラミング結果:エラー。プログラミング目標:ストレロク/A:LS-013の殺害
- 【スカー】ニックネーム:スカー/A:MS-017。アノマリーに対する生得的耐性を持ち、クラス5のプサイ耐性と推定。プログラミング時にマーシャルの主要記憶を移植。後天的特徴:高揚感・ウォードへの憎悪。警告:神経衰弱寸前・不安定になる可能性。プログラミング目的:内省プログラム
- 【ネスター】略歴:行動心理学者、ウクライナ犯罪心理学の基礎を築いた1人。アルコール依存症。プログラミング結果:完全な成功。プログラミング目標:今後のプログラミングの候補者を選定する
- 【チョルノーゼム】殺人容疑の指名手配者。ゾーン到着後にギャングを結成。プログラミング結果:完全な成功。プログラミング目標:潜在的脅威とみなされた個人の排除
ネスターなんかもエージェントだったのか。こうして見るとエージェントにはKILL THE STRELOKだけではなく、個別に役割が与えられていたのがわかる。

対象者の信号を回収するイスを発見。ここに座ればカートリッジに個人データをコピーできると思われる。すぐ側の部屋にはカートリッジ用端末が設置されている。

イスに座ると目の前の壁に様々な抽象的パターンが次々と映写される。脳内を読み取っているんだろうか?なんか怖い。

カートリッジを回収したら貨物エレベーターで下降、X7ラボに進む。狭い通路にガウス持ちやライトニングボールが徘徊しており、殺意満々でお出迎えされる。ラボに入るとモノリサーが全員「グラナイト-3」という名前に変わるが、グラナイトとはモノリスの精鋭部隊の名称のようだ。
階段を上り、ロックされたドアを開錠した先にあるのは最後の補給部屋。たっぷりの武器と弾薬が用意されているので抜かりないよう準備。その先の広間に降りたら待ってるのはラストバトルだ。
ラストバトルはグラナイトからの全方位一斉攻撃。正面から敵がなだれ込んでくるのに加え、正面以外の三方を包囲する二階通路からも容赦なく攻撃が降り注ぐ。壁際にいれば少なくとも頭上の敵は攻撃に参加できないため多少マシ。見敵確殺のつもりでヘッドショットをばんばんキメていかないとあっという間にピンチに陥る。シューターとしての腕が試される。

グラナイト部隊を一掃したらエレベーターでカイマノフのラボに降りる。そこはポッドで見たカイマノフの記憶にあった場所だ。8つの部屋が設けられていることから、8人の研究者がここで勤しんでいたことがわかる。発見した資料群に書かれていた内容を並べてみる。
- 【1989年】生物学的性質を持つアルファ・プサイ放射線の発見と、それが外部情報フィールドと何らかの形でリンクしているデータを得る。範囲が狭く、未知の強力なプサイからの干渉が問題点として挙げられている
- 【1991年】課題解決のために巨大な脳を育てる方法を模索。代替手段が見つかるまでプサイ放射線の範囲、干渉を制限するトンネル開発などに力を注ぐ。研究によりベータ・プサイ放射線が発見される
- 【1993年】プサイ放射の無指向性アンテナ「ラドゥーガ」を研究。周辺生物にダメージを与えてしまうことから攻撃抑制装置に転用される見通し。研究の技術的なハードルの原因は地球を包み込む情報フィールドにあるかもしれないという予想外の発見をする。
プサイを巡る生物実験やブレインスコーチャーの原型を思わせる記述が見られた。そういった研究を通じて徐々にヌースフィアへの道が開かれていったのだろう。
他にもカイマノフの個人的な日記を発見。
- 【1998年9月】アジマスルーターステーション、スフィアステーション、クリュッグアンテナ複合施設がバリア密度測定ステーションとして稼働待ち。ヌースフィアに接続して人類の闇を取り除き、完璧な世界を創造することを夢想する同僚が増えてきたことに懸念を抱く
- 【2003年3月】CNPPの北にジェネレーターユニットを置くのに最適な場所を確保。ダリンが8基のポッドを統合するO-KTAを組み立てる。不健康な目をギラつかせる同僚たちへの懸念は拭えず、「この人を見よ(聖書の一節の方かニーチェの自伝の方かはわからない)」を引き合いに出し、人間の本質的な欠陥は変わらないこと、そして実験は何の結果も生み出さないだろうと胸中を吐露
- 【2006年1月】自分以外の者がポッドに入ることを決断。カイマノフに迷いが見られる(ポッドに入ることではなく、稼働を阻止するかどうか?)。ダリンはカイマノフの代わりにススロフの「地磁気変化計」を設置するつもり
カイマノフにはニヒリストっぽい面が見られる。人間に期待できないからゾーンに委ねるような方向に持って行った、というのが少なからずあるのかもしれないな。
さらに、1995年に行なわれた最初のカリブ実験の報告書もあった。
- 【1995年カリブ実験報告書】ススロフが作った電磁気プサイ増幅器「地磁気変化計」を使い、ヌースフィアが存在するという仮説を検証するため実験。CNPPの冷却池にあるX6ラボから電磁プサイビームを放出、電離層下層で反射しカリブ海オルチラ島のRV AGARに到達。ヌースフィアの存在を証明することに成功。電離層で反射する際、ヌースフィアをかすめたことで未知の物質のクラスターが受信船に凝集。「オブジェクト・アルファ」と呼ばれるそのアーティファクトはチョルノービリの立ち入り禁止区域に運び込まれた
プサイ波とヌースフィアの接触がアルファを生み出す条件なんだろうか?2019年の第二次カリブ実験は失敗してしまい、メインランドにアーティファクトやアノマリーを出現させてしまったようだが、スキフの家に出現したアルファは最初のアルファと同じ個体が転移したのか、それとも何かしらの条件が満たされ出現した2号なのか?そこがよくわからないのよね。

カイマノフの部屋の金庫にはO-KTAの起動説明書が眠っていた。
- 電源スイッチを入れ施設の電源をON
- プサイ増幅器を中央スタンドの容器に入れる
- カートリッジを受信パネルのスロットに挿入
- プライマリモードレバーを「開始」の位置にセット
- 「供給:曝露」ボタンを押しポッドが垂直になるのを待つ
- 各自ポッドに入る
- プライマリモードレバーを「実験」の位置にする(ポッド#1には遠隔起動ボタンが装備されておりルーム#1の端末から解除できる)
- 後は目を閉じて幸せな場所へ
説明書を入手したらカイマノフの部屋にあるスイッチを回し、階段を下りてポッドの部屋に向かう。

ついにここまできた…!説明書の通りレバーで電源を入れ、プサイ増幅器としての役割も持つハート・オブ・チョルノービリを中央の装置内にセットする。

次に操作盤に近づいて起動工程に移る。ここで実質ゲームクリア。あとはカットシーンに切り替わり、エンドロールまで見届けるのみだった。スキフがポッドに入り、その後起こったことについてわかる範囲で分析していこう。