こんな時代だからこそ読むべき本

とある絵本の話。

タイトル「二番目の悪者
作/林 木林 絵/庄野 ナホコ

絵本ですがやや大人向け。でもこれからを担う子どもたちにこそ手にとってほしい。

簡単な漢字はルビ無しのため小学校低学年以下のお子さんには読み聞かせてあげましょう。

なかなか考えさせられる内容の絵本です。現代社会全体に当てはまること。いや、もっと根源的な、人間の営みの根っこの部分にまで及ぶような、そんな物語。

その情報の真偽は自分で調べたものなのか?
その意見は本当に自らの思考のもと導き出した意見なのか?

口を開く前に、権利を行使する前に、一歩踏みとどまって、一度考えることの大切さ。

考えないこと、行動しないことがどのような結果をもたらすのか。

この絵本は国境を超えて多くの方の目に触れてほしいと切に願います。