Redの妄想
本日アサクリシリーズの新作Assassin’s Creed Codename Redが発表された。
まだコードネームの段階であり正式タイトルではないが、その名から察するに「赤」がキーワードになる可能性があるのかもしれない。
日本が舞台になるとのことで、とくに日本のゲーマーからすれば期待大であろう。今回は赤と日本、そして忍者をアサクリと結び付けて考えてみた。
赤と言えば神聖な色として石器時代の頃より使用されてきた。埋葬時、祈りの場、魔除け(おそらく防腐剤の役割)などに始まり、戦の世になってくると甲斐武田勢の赤備えが有名だ。その色は”朱”であり原料は辰砂という鉱物である。
辰砂は古代世界では金よりも高価だった。顔料はもとより水銀の原料として重宝され、とりわけ海外では錬金術の秘薬や不老不死の薬として持て囃された。日本では丹(に)と呼ばれ交易品として輸出入してた記録があり、ヨーロッパ、アラブ圏ではシャンガルフ(龍の血)、賢者の石と呼ばれた。
丹は魏志倭人伝でも触れられており古来から日本列島でよく産出された。現在でもその痕跡は「丹生」という名で残っており遺跡も存在する。
続日本紀によると伊勢の丹生で得られた多くの丹が、東大寺大仏建立の際の金メッキに使われたらしい。この地では縄文時代から採掘が行われていた節があり、長い間丹の産地の一つとして機能していたのだろう。
ここで伊勢の話題を出したが、伊勢国の近くには甲賀と伊賀があった。そう、忍者の里として有名なところだ。
甲賀の豪族のルーツは大伴氏の流れを汲んでるらしく、大伴氏の祖神はアメノオシヒノミコト、漢字表記で天忍日命(古事記ベース)。どういうわけか”忍”が使われており、天孫族系なので海外由来の一族かもしれない。
大伴細人(サビト)という人物(チーム名や役職名の説もあり)がかつて存在したという記述が忍術應義傳に記されてる。彼は聖徳太子の元で物部守屋討伐の際に活躍した人物で志能備(シノビ)であったと伝えられる。
大伴氏が日本における忍のルーツであると考察されるとき、同時に佐伯氏の名が挙がることがある。この佐伯氏も忍に関りがあるとされるがルーツを辿ると大伴との同族とされている。真偽のほどは不明だが。
佐伯氏出身の著名人では弘法大師 空海が歴史上一番有名どころではないだろうか。空海と言えば高野山。高野山には丹生都比売神社がある。
何だろう…忍と朱が繋がってきた。
ここでアサクリ コードネームRedの時代背景を考察。アート1枚のみが既出だが、その背景には城が確認できる。
よく見ると立派な石垣が描かれており、さらによく見るとかなり綺麗な算木積(石垣の角のやつ)が確認できる。雰囲気から察するに伊賀上野城っぽい気がしなくもない。何にせよこの造りの城なら江戸時代が舞台となる可能性が高そうだ。右に描かれた塔はちょっとわかんねえなこれ。
公式に忍の物語が描かれるとアナウンスされてるため江戸時代の忍者が主人公と思われる。Redにとくに深い意味はないかもしれないが朱と忍がアサシン教団とどう繋がるのか、楽しみでしかない。
もちろんアサクリと言えばテンプル騎士団の存在も忘れてはいけない。どんな歴史上の人物、団体として登場するのかな?とにかく期待しかありません😋
ちなみに石垣を作る衆の存在にも触れようと思ったが、収拾がつかなくなるのでここらへんで終いとさせていただきます。
今回記したものはあくまでも諸説あるうちの一つの説なのであしからず。
参考/情報元 Wikipedia1 Wikipedia2 Wikipedia3 日本における辰砂鉱山鉱石のイオウ同位体比分析