オープンワールドで暮らすロールプレイング活劇開演!
ネタバレがございます。ご理解ある方のみお進みください。
前回までのあらすじ
ドームシティに滞在するジャックス一行だったが留守にしている間にアルブの手によりドームシティが陥落してしまった。
ELEX 第13話
クレリックの本拠地
ドームシティは陥落してしまった。あらゆる派閥が混在しているあの街の雰囲気が好きだったが残念だ。まぁ半分ほど俺のせいでもあるが過ぎたことは仕方がない。気を取り直してこれまでの道程を振り返ってみたが、唯一クレリックの本拠地であるホートには一度も行ったことが無かった。ホートは砂漠地帯タバーの北に位置する火山地帯イグナドンの奥地に位置する大きな街だと聞いている。俺たちは興味本位でホートに赴くことにした。ホート前に到着。高度なテクノロジーを有するだけのことはある。堅牢そうなつくりの大きな壁で囲まれている巨大な要塞がそびえ立っていた。ホートに入ろうとするも入り口にいたザンダーという名の門番に行く手を阻まれた。
入場許可がない者は中に入れないそうだ。俺は80シャード渡して買収しようと試みてみたが、名誉に傷がつくと言われ突き返されてしまった。だが”取引”に応じるのなら入れてやるとザンダーは言う。ここは応じるしかなさそうだ。俺はホートに入れてもらう代わりにザンダーの頼み事を聞くことにしたが、今ここで話をするのはまずいらしく、この件については後程ザンダーから話を聞くことになった。とりあえずホートの中には入れるようになった。
再会
ホート内をいろいろ見て回る。バーサーカーの本拠地ゴリエットやアウトローの本拠地フォートと比べるとまるで別世界じゃないか。街中の警備はドローンとメックが行っている。クレリックはテクノロジーの保護、活用を信条としており、カラーンという神を信奉し活動している。他の派閥同様、階級制が設けられていて従者・団長・パラディンの順に位が高くなることが人々の話でわかった。ホートで懐かしい顔を発見。ゴリエットでバーサーカー達に紛れ込んでスクラップとなったハイテク機器を漁っていたクレリックバートラムだ(第2話参照)。リィカの手引きで無事ゴリエットから脱出しホートに辿り着いたようだ。バートラムからいつぞやの礼を言われ報酬まで貰った。
司法官
ホートの最奥に大聖堂と呼ばれる施設がある。そこにいたラインホールドというおっさんと会話。彼はクレリックの最高の地位である司法官という立場に就いていて、ホートの全てを監督する役目を担っているそうだ。他にもエダン地方の防衛と外部での作戦を取り仕切るウルブリヒトという司法官がいて、さらにもう1人ヨハンという者がいたが戦で倒れてしまったようだ。ラインホールドにカラーン信仰について聞いてみた。
◆カラーン神は予言者アルビドを通じて惑星マガランへの彗星衝突と世界の破滅を人々に警告した。アルビドは旧文明の技術を遺しクレリック創始の礎となった。
◆カラーンの教義を真に理解すれば”インフィニティスカイ”へ至る道を見つけられる。
◆インフィニティスカイとは次の厄災が来たとき準備の出来ている者が生き残るための救済の場のことである。
なんだかよくわからないがカラーン信仰の根底には旧文明との何かしらの繋がりのようなものが感じられる。クレリックはそれを神聖なものとみなし厳格なルールのもと暮らしているようだ。
その後大聖堂2階にいるもう1人の司法官ウルブリヒトと対面。彼はアルブの脅威にさらされている現状について語ってくれた。クレリックのテリトリーであるイグナドン周辺はアルブが支配するゼーコア地方から近く、常にアルブとの戦いの最前線にいる状態だ。ウルブリヒトはアルブの弱体化を図るべくイグナドンのコンバーターの排除を考えているようだ。そして他の派閥にも立ち上がる時が来たということを自覚させ、生き残るには共に取り組まねばならないということを訴えた。
これを実現するには他の派閥へその提案を届ける”大使”が必要だ。彼は世界を見て回ってきた俺こそがその役目に適していると言う。そして他の派閥から野戦の経験がある優秀な司令官を探してきてほしいと頼まれた。それを担当していたヨハン司法官が亡くなってしまったためだ。俺はその任務を受けることにした。この先、各派閥からクレリックの作戦に協力してくれる司令官を探し出す必要がある。
密輸業者
新人への試験などを取り仕切っている教官ディートリヒと会話。最近問題が発生しており、新人が自身の能力の向上を図るため違法薬物に手を出し、すでに何人かの逮捕者が出ているというのだ。そこで、ホートに薬物を密輸している者の調査依頼を受けた。密輸ルートの足掛かりは掴めているようで、南から流れてきていると言う。ディートリヒは捜査に強制力を持たすため俺に捜査令状をくれた。イグナドンの南方には古い要塞跡地を利用したクレリックの前哨基地がある。とりあえずそこに赴くことにした。
前哨基地に到着。ここで司令官を担っているダークと対面。ディートリヒからの捜査令状を見せここでの捜査の許可を得た。ダークは自分の潔白を証明するため金庫の暗証番号を教えてくれた。ダークの金庫に怪しい物は見当たらない。ダークが密売人ということはないだろう。
前哨基地で門兵をしているゲルトという男がいた。彼の金庫を調べたところ、おもちゃの人形を見つけた。人形遊びが趣味なのか?とゲルトに尋ねたところ、勝手に金庫を開けられたことに不快感を露わにした。どうやら旧文明の人形を集める趣味があったようだ。俺は人形をゲルトに返した。ゲルトからは密売人である証拠は見つからなかった。
もう一人、カーステンという者のトランクを調査。…ん?アウトローの服がそこにはあった。問い詰めたところ自分が実はアウトローであることを白状した。アウトローが好む(俺も好む)エレックス由来の薬物をホートに流していたのはこいつで間違いなさそうだ。カーステンは見逃してくれたら売り上げの一割を俺に支払い続けると言い取引を持ち掛けてきた。同行させていたカーヤは反対する。俺が取引を断った途端、カーステンが武器を抜き襲い掛かってきた。奇襲のせいで多少苦戦したが、返り討ちにしてやった。これでホートへの薬物流入は阻止できたとみていいだろう。その後ディートリヒに報告、報酬を得た。
第14話へ続く
この記事へのコメントはありません。